海外ドラマや映画を見まくっています。
立て続けに見ていると、面白いことに、
あるドラマに出てきた英語のセリフの元ネタが、
別の古い映画の歌の歌詞だったりと、
思わぬつながりに気づいたり。
『フレンズ』の第7シーズンの第5話。
"divorced men's club(離婚同好会)"を
"sad men's club(ダメ男同好会)"と
言い間違えたフィービーに、ロスが訂正。
すると、フィービーは"Potato, Potato.【ポテト ポタト】"
と言います。
字幕は「目クソ鼻クソ」。
どんな風に発音しようと内容は一緒
というニュアンスなのは分かりましたが、
この英語表現は、いったいどこから来たんだろう
というのが頭の片隅に引っかかっていました。
すると、映画『恋人たちの予感』で流れる歌に
なんと、そのフレーズが!
まずは、こちらのYouTubeで歌をどうぞ。
2種類の発音の違いを
分かりやすく表示してくれているところ。
【ポテイトゥ】というのがアメリカ的な発音、
【ポタト】というのがイギリスや
オーストラリア的な発音になります。
そして、この歌詞のおおまかな意味は、
「まあ、発音の違いなど、いろいろ違いはあるけれど、
これ以上、言い争うのは、やめましょう」というものです。
つまり、『フレンズ』のフィービーは、
この歌を意味して、
"Potato, potato【ポテト ポタト】"
(=どっちでも同じこと)と言ったのですね。
いやはや、たったの2語の裏にも文化あり。
ドラマは侮れません。
ちなみに、歌のタイトルは
"Let's Call the Whole Thing Off"
「もう言い争いはやめましょう」
「私たちは意見が合わないということをお互いに認めましょう」
というニュアンスです。
何でもかんでも、シロかクロか決着をつけようとはせず、
違いを認め合うというのも大切かもしれませんね。^^