2013年8月13日火曜日

スピードラーニングってどうなの?

皆さま、こんにちは。ねこです。
10連休の夏休みを満喫しております。
まあ、連休とはいえ、翻訳の仕事はてんこ盛りなのですが、
それでも、ここぞとばかりにいろいろ人と会っています。

80歳の友人とビールを飲みながら
ガールズトークを楽しんだり、
25歳の若者たちと野外ライブを楽しんだり。
週末は、国際結婚カップル3組と国際交流(?)ランチ、
そして、今日は高校時代の同級生と、
地元でのんびりランチを楽しみました。

人と会うというのは、本当に大事ですね。
出かけること、人と会うこと、映画を見ること、本を読むこと、
音楽を聴くこと、植物を眺めること、猫を撮ること(笑)。
決して、派手に華やかに暮らすという意味ではなく、
常に誰かから、何かから刺激を得ようという姿勢を
大事にしていきたいなぁ…と思います。


さて、今日会った友人から、質問を受けました。
これまでも、いろいろな人に尋ねられたことです。

「スピードラーニングって、どうなの?」

実際に教材を手にしたことがないので、
はっきりしたことは言えませんが、
ねこは、これまでこう回答してきました。

「聞くだけしかしなかったら、話せるようにはならないよ。
一緒に声を出して練習すれば話せるようになるんじゃないかな」

でも、やっぱり実物を聞かずに、
想像で回答しちゃいかんよね…と思い、
お試し教材を取り寄せてみようかなと思いつつ、
でも、しつこく勧誘されそうだしなぁ…と、
ちょっと思いとどまってみたり。

で、思いついたのがYouTube!
実際のCDの音を無断でアップしているものが、
いくつか見つかりました。(^^;
ここに、そのリンクを載せるのは、ちょっと気が引けるので、
これを検索してみてください。
「Speed Learning & Pokeoto mp3 Player (英会話教材)」
このYouTubeの02:00あたりからが実際の教材の音です。

率直な感想。

「ま、いいんじゃない」

先に英語のフレーズが聞こえてきて、
次に日本語訳が聞こえてきます。
これを繰り返し繰り返し聞いていれば、
英語が聞こえた時点で、日本語が頭に浮かぶようになります。
ベーシックなリスニング力をアップするには、
なかなか優れた教材だと思います。
うまくすれば、そこそこ話せるようにはなるかもしれません。

この教材の重大な欠陥は、
「ただ聞き流せばいい」と言い切ってしまっていることです。
英語を話すというのは、実はフィジカル(肉体的な)スキルなので、
実際に声を出して練習しない限り、
スムーズに話せるようにはなりません。

とにかくたくさん口を動かして、
英語を話す時の口の筋肉の動き方を
脳に伝えていかなくちゃいけないのです。
ダンスや楽器と同じです。
いくら長い時間DVDを眺めていたり、
CDを聴きながら楽譜を眺めていたところで、
踊ったり、演奏したりできるようにはならないですよね。

この教材を買った人は、
ちょっと活用方法を変えてみたらいいんじゃないかなと思います。
まず、「英語→日本語」CDを聞きまくる。
でも、「英語オンリー」のCDをかけるときは、
CDの音声の0.2秒ぐらい後を追いかけるように
声に出して英語を真似してみましょう。
こうすれば、確実に発信する力がついてきます。

本当は「日本語→英語」のCDもあるといいんですよね。
そうすれば、通訳になった気分で、
聞こえてきた日本語を英語に直す練習ができます。

あっ、某英会話学校の「○○練習帳」ってCDは
まさに、そういう作りになってるので、
そっちの方が100倍オススメです♪
あれは、最初から教材費に入ってて、
全員もれなく持っているはずなので、
使ってない人は、今すぐ使ってくださいね。^^

ちなみに、スピードラーニングの英語は速さは、
本物の日常会話よりは、ちょっと遅めです。
まあ、それはOKだと思います。
いきなり最初から、本物のスピードだったら、
何も聞き取れずに終わっちゃいますから。(^^;

ただ、英語に慣れて、少し余裕が出てきた人は、
海外ドラマや映画を使って、
オーバーラッピングやシャドウイングの
練習をしてほしいなと思います。
やっぱり、本物は何よりもすごいのです!