2013年12月26日木曜日

旅先での共通言語

皆さま、こんにちは。ねこです。
旅に出ています。
今回の訪問先は、トルコ、ギリシャ、イタリア。
どこも英語圏ではないし、
どの国の言葉もほとんど分かりません。
なので、おそらくこの旅では、
黙々と写真を撮り、黙々と食事をし、
無口に過ごすことになるのかなと思っていたのですが、
予想外にも英語を喋りまくる展開が続いています。

イスタンブールでは、
一人旅(出張中)のアメリカ人女性と
レストランで隣り合わせになり、
なんとなく会話を始めたところ、
途中から、お互いに猫好きということが判明し、
数時間に渡り、猫トークが炸裂!(笑)

写真や動画を見せ合い、
「猫って、絶対、こういう考え方してるよねぇ」
などと、時間が経つのも忘れて喋りまくりました。
しかも、小洒落たオープンテラスの席だったので、
そこへ現地ニャンコも3匹同席!
もう、本当に猫にメロメロな夜となりました。

続いて訪れたサントリーニ島。
日中は、ひたすら白壁の美しい町を歩き回り、
ひとりで写真を撮りまくっていたのですが、
夜に素敵な出会いが!

ここで出会ったのは、やはり一人旅をしている
プエルトリコ人女性。
お互いに一人旅ということで、最初から意気投合し、
それぞれの旅の日程などの話をしていたのですが、
そこにギリシャ人男性が加わったところから、
なんとも面白い展開に!

ギリシャ人青年のJohnくん、
どうやら、この一人旅の美女Jessaさんを
狙っている様子。
なんだかんだと頑張ってトークをし、
願わくば今夜、お持ち帰りを…という勢いです。

ん~、これって、私、早めに席を立って、
2人きりにしてあげた方がいい展開よね~
と思ったのですが、
どうやら、Jessaさんは、あまり興味がない様子。
私が席を立とうとしたら、必死で引き留めてきます。
あらら、どうしましょ。

そして、Johnくんが、ちょっと席を外した時、
Jessaさんが、いきなり本音を言ってきました。
「私、今までああいうハンサムで口のうまい男に、
つい、ふらっとすることが多かったんだけど、
ああいうタイプって、自分のことしか考えてないから、
絶対に後悔することになるの!
私、この旅では、
自分をしっかり持つことに決めてるんだ!!」と。

そっかそっか~と、盛り上がっていたところ、
どうやら、その話が聞こえてしまったJohnくん、
脈ナシと判断したのか、
愛想もなくそそくさと会計を済ませ、
帰ってしまいました。
ごめんよ、Johnくん。(^^;

というわけで、そのあとのガールズトークが
弾みまくったのは言うまでもありません。
「閉店ですよ」と言われるまで、
仕事や人生について語りまくり、連絡先を交換し、
宿泊先(偶然にもすごく近く)まで、
幻想的な風景の中を一緒に歩いて帰りました。

ホテルに戻り、ふと気づいたこと。
あっ、今の会話、全部英語だったんだ…と。
そんな瞬間に思い出すのは、
中学3年の時のホームステイ。
カタコトの英語で、
なんとかコミュニケーションはできたけれど、
かなり、もどかしい思いをし、
帰りの飛行機で心に誓ったことがあるのです。

“用件だけじゃなくて、
細かい心の動きまで伝えられるまで
ちゃんと英語を学びたい!”

そこから、がむしゃらに頑張ってきて、
今があるんだなぁ…と。

実は最近、“英語以外に何もやってこなかった”
という事実に、ある種の劣等感みたいなものを感じ、
ちょっと落ち込んだりもしていたのですが、
とりあえず、こんな風に人生を楽しむ道具として、
英語を身につけておいたのは、
まあ、悪くないよね…と思うことができました。

あらためて言います!
英語は便利です!
もう、英語だけを武器にできる時代ではないけれど、
少なくとも、コミュニケーションの幅が広がることで、
人生がちょっぴり面白くなるかもしれません。

というわけで、英語を話せるようになりたい人は、
とにかく、オーバーラッピングと
シャドウイングを続けてくださいね。^^
(結局オチは、これです:笑)