2015年7月10日金曜日

「つましい」と「つつましい」

皆さま、こんにちは。ねこです。
ずっと数十年、外国かぶれの
人生を送ってきましたが、
実は古めかしい日本語や
難しい漢字も大好きです。

しかし、字幕翻訳では使える漢字に
かなり制限があるので、
メールやブログなどでは、
のびのびと(?)難しい漢字を使ったりします。

こちらをご覧ください。

神輿(みこし)
提灯(ちょうちん)
半纏(はんてん)
反芻(はんすう)
跪く(ひざまずく)
蛸、鮹(たこ)
烏賊(いか)
陽炎(かげろう)
紫陽花(あじさい)
迂回(うかい)
軋轢(あつれき)
狡い(ずるい)
狡猾な(こうかつな)
瀟洒な(しょうしゃな)
普段(ふだん)

これらは、基本的に
新聞やテレビなどでは使えない漢字です。
(※書籍や企業ビデオなどの場合は、
出版社や著者、企業の判断に委ねられます)

人の目に触れることが減れば、
それを読める人がどんどん減り、
読める人が少ないから、
ますます使われなくなってしまう。

「紫陽花」みたいな美しい漢字表現が
どんどん使われなくなってしまうのは
本当に残念なことだと思います。

それに、「う回」よりも「迂回」のほうが
絶対に読みやすい気がするんですけどね。

漢字で書くからこそ
意味が伝わりやすいということって
たくさんある気がします。

ところで、「つましい」と「つつましい」。
この違い、分かりますか?

漢字と意味、そして、
対応する英単語を見てみましょう。

倹しい(つましい)
1.生活ぶりなどがぜいたくでない。
地味で質素である。
thrifty, frugal, economical

慎ましい(つつましい)
1. 遠慮深い態度である。
控えめで、しとやかだ。
modest, reserved
2. ぜいたくでないさま。
質素なさま。つましい。
humble, frugal, simple

「慎ましい」には、2種類の意味があり、
実際は「倹しい」の意味も含みますが、
こういうのも漢字のほうが
意味をイメージしやすいですよね。

日本語表現と漢字の話題でもう1つ。
ビジネスメールなどで、
時々、間違った表現を見かけるのが
「教授」と「教示」です。

「教えてください」というのを
ちょっとかしこまって言う場合に使うのは
「ご教示ください」。
これを「ご教授ください」と
書いてしまう人を時々見かけます。
気をつけましょう。
教授はあげられませんから(笑)


さて、ここのところ、
日本語と日本文化への興味が
高まっているねこは、
先日もお話ししたとおり、
明日、地元のお祭りで
お神輿を担ぎます。

第43回春日部夏まつり
http://www.kasukabe-cci.or.jp/sightseeing/natumaturi.html

土曜日と日曜日の2日間ありますが、
ねこは土曜の18時からの
大人神輿パレードに参加します。

ねこが担ぐのは「八丁目」のお神輿で、
提灯や半纏には
「八友会(はちゆうかい)」という
文字が書いてあるかと思います。
とにかく「八」という文字を目印に
探してみてください。

パレードは西武デパート前をスタートして
駅のほうに向かっていきます。
八丁目のお神輿は、
前から3番目ぐらいでしょうか。

それにしても、お神輿は完全に初心者なので
中学時代の同級生にいろいろ教わりつつ、
こんなホームページもチェックしつつ
http://www.rakuten.ne.jp/gold/sumitaya/hajimete/hajimete_jikatabierabikata.html
せっせと準備を進めています。

お祭りに来られる人も、
来られない人も、
ぜひ、応援していてくださいね♪