2014年8月7日木曜日

"buck"と"grand"

皆さま、こんにちは。ねこです。
ここ数年、お金について
実感していることがあります。

それは出せば出すほど入ってくるということ。
でも、ただの無駄遣いという意味ではありません。
例えば、誰かの誕生日にギフトを贈るとか、
職人さんが心を込めて作った器を買うとか、
華やかな気分になれる柔軟剤を買うなどの
ポジティブな出費です。

「さあ、お金さん、いってらっしゃい!
お友達いっぱい連れて帰ってきてね~」と
晴れやかな気分で見送ると、
大抵、直後に大きな仕事が舞い込みます。
というわけで、今日も大忙しです。
ありがたいことです。^^


さて、今日はお金の話題。
アメリカの通貨はドル(dollar)ですが、
日常会話では、dollarの代わりに
buckという単語をよく耳にします。
こんな感じです。

That'll be six bucks.
(6ドルになります)

I'm making 10 bucks an hour.
(時間給10ドルで働いてるよ)

Do you have a buck?
(1ドル持ってる?)
※なんだかbagと聞き間違えそうな気がしますね

この表現は、どうやら英語圏全般に
広まっているようで、
イギリスやオーストラリアなどでも使うようです。

その場合、イギリスで20 bucksと言えば、
20ポンドのこと。
(※現在、約3,445円)

オーストラリアで20 bucksと言えば、
20豪ドルを意味します。
(※現在、約1,896円)

ちなみに、ヨーロッパを旅行中の
アメリカ人は、20ユーロの意味で
20 bucksと言う場合もあります。
(※現在、2,737円)

アメリカ人とイギリス人が
自国以外でお金の話をすると
こんな混乱も起きそうですね。

E: It was 20 bucks.
(20 だったよ)
A: 20 bucks?  That's so cheap!
(20? え~、安~い!)
E: Oh?  You think so?  I thought it's expensive. 
(え? そうかな。 高いと思ったんだけど)
A: Oh, you mean 20 pounds?  Not 20 dollars?
(あ、まさか20ポンド? 20ドルじゃなくて?)
E: Yep.  20 pounds.  Expensive, huh?
(うん。20ポンド。高いでしょ?)

まあ、混乱が予想されるシチュエーションでは
20 dollars / 20 poundsって
ちゃんと言えばいいだけの話なんですが。(^^ゞ

さて、もう1つ、これに似た働きをする単語が"grand"。
こちらは、「千」を意味します。

例えばアメリカで5 grandと言えば
5,000ドルのこと。
(現在、約51万円)

イギリスで5 grandと言うと
5,000ポンドという意味になります。
(現在、約86万円)

ちなみに、buckは複数では、bucksになりますが、
grandは単数でも複数でも"s"がつかないそうです。

ところで、"buck"の語源は、
19世紀中頃に、開拓者の物々交換の
基本単位だった"buckskin(シカ革)"とのこと。

"grand"の方は、
ラテン語「大きな」の意が語源なので、
大きなお金について話す時に使われるんですね。^^

う~ん、"grand"の単位で
どんどんお金が入ってくるといいですね。^^