皆さま、こんにちは。ねこです。
パソコンで「対訳」と打とうとしたら、
「鯛焼き」と打ってしまいました。
こういうタイプミスは、なんだか和みますね(笑)。
さて、今日、面白い英文に出会いました。
副詞の入った否定表現です。
1)He definitely won't win the race.
2)He won't definitely win the race.
この2つの文章、副詞の位置がちょっと違うだけですが、
ニュアンスがかなり違ってしまいます。
1)彼は絶対にそのレースに勝てない
2)彼は必ずしもそのレースに勝つとは限らない
ニュアンスの違い、つかめましたか?
1)は"definitely not (絶対に~ない)"という完全否定です。
レースに勝つ可能性は0%だと言っています。
一方、2)は"not definitely (必ずしも~とは限らない)"
という部分否定です。
レースに勝つ可能性が100%ではないと言っています。
このニュアンスの違い、
ひょっとしたら常識なのかもしれませんが、
パッと英文を見た時に、
両方とも1)の意味で理解してしまうことも
ありそうな気がします。
他に似たような部分否定の表現としては
以下のものが挙げられます。
not always「常に~とは限らない」
You can't always get everything you want.
欲しいものをいつも手に入れられるってわけじゃない
not absolutely「絶対に~とは限らない」
The answer is not absolutely correct.
その答えが絶対に合っているというわけではない
not completely「完全に~ではない」
I'm not completely satisfied with the offer.
その提案に完全に満足したわけではない
not entirely「完全に~ではない」
I'm not entirely awake.
完全には目覚めていない(=まだ寝ぼけている)
not exactly「(厳密に言うと)必ずしも~ではない」
This is not exactly what I'm looking for.
これは私が欲しいものとはちょっと違う
not necessarily 「必ずしも~ではない」
That's not necessarily the case.
実状は必ずしもそうとは限らない
そういえば、こういう文法、
大学受験の時に勉強したようなしないような…。(^^ゞ