2014年9月25日木曜日

"I'm on it"

皆さま、こんにちは。ねこです。
先日、友人から面白い質問がきました。
海外ドラマで「オーネッ」って聞こえるとこに
「了解」って字幕が出るんだけど、
あれは、なんて言ってるんだろう?という質問です。

う~む。。
普通に考えると"OK"という気がしますが、
「ネッ」に該当する音の要素がありません。
ダミ声で「オーゲィ」って聞こえるのかな
とも思いましたが、それもイマイチしっくりきません。

「オーネッ」「オーネッ」と
繰り返し言っているうちに頭に浮かんだのは、
"on it"というフレーズ。

何のドラマか尋ねたところ、「NICS」とのこと。
スクリプト(台本)を検索したら、
あっ、ほらやっぱりありました!
http://www.springfieldspringfield.co.uk/view_episode_scripts.php?tv-show=ncis&episode=s06e07

上司:Find them.(やつらを探せ)
部下:On it.(了解)

この"on it"という表現は、
"I'm on it"を短くしたもので、
何かを頼まれた時に「今からやります」
あるいは「今、やっています」という意味で使う表現です。
元のニュアンスとしては、
「自分は今、それに乗っかっています」という感じですね。

音にもちょっと注目してみましょう。
"it"は【イット】と発音しがちですが
、実は【イッ】と【エッ】の中間ぐらいの音です。
上の歯と下の歯の間を1センチぐらい開けて
(※実際に指1本を噛むとわかりやすい)
"it"と言おうとすると、ちょうどその音が出ます。

そして、onの/n/の音とitの/i/の音が
くっついて、【オネッ】という音に。
つまり、私の友人は、かなり正確な音で
フレーズを聞き取っていたのです!
Yさん、お見事!!

発音が思っていたものとは違って聞こえるというのは、
歌などでもよくありますよね。
面白いのは、ビリー・ジョエルの
「ニューヨークの想い」。

"I'm in a New York State of mind"の部分が
「雨のニューヨーク~♪」と聞こえるのでちょっと演歌っぽくて笑えます。
これも、"in"が【イン】と【エン】の間の音になり、
その前に"I'm"、後ろに"a"がくっついて、
【アイメンナ】→【アメナ】→【アメノ】と聞こえてしまうのです。
う~ん、面白い(笑)。

最初は目を閉じて、綴りに惑わされずに音を把握し、
そのあと、目を開けて歌詞を確認すると、
「ああ、この単語はこんな発音になるのか」
という新しい発見があるかもしれませんよ。