2014年9月9日火曜日

言葉の力

皆さま、こんにちは。ねこです。
今朝、テレビを見たら、全米オープンの結果が
速報で飛び込んできました。
面白いので、地上波各局のテロップを
比較してみることにしました。

時間的に、左上には時刻表示が出ていたので、
ニュースの内容を伝えるテロップは右上。
そこに書いてある文字列は、
大きく2つに分かれていました。

「錦織選手、準優勝!」

「錦織選手、決勝で敗れる!」

同じニュースなのに、印象は随分違いますよね。
前者なら、「おめでとう」という気分になるし、
後者なら、「残念だったね」という気分になります。

最近、「無理やりポジティブは疲れる」
という言葉も、よく耳にしますが、
でも、喜べるポイントを探してまわるほうが、
人生楽しめる気がするんですよね。
まあ、そのへんは、それぞれお好みで。^^


もう1つ、ネガティブとポジティブの話をしましょう。
英会話の生徒さんがよく言うセリフに、
「私、とにかく覚えが悪いんです」
「単語が全然覚えられないんです」
「全然ダメです。まったく上達しません」
といったネガティブ表現があります。

ん~、本当にそうかしら?
いずれにしても、上達を願うなら、
こういった言葉は、すべて取り消しにして、
「なんか分かるようになってきた気がします」
「これから単語に強くなるんです」
「もっと、うまく話せるようになりたいんです」
というポジティブな言葉に切り替えてみるのも
1つの手かなと思います。

こういう話は迷信チックで嫌いという人も
いるかもしれませんが、
実際に、言葉が脳に与える影響って、
なかなか絶大です。

「単語を覚えるのが苦手」と言い続けていたら、
脳は、「あっ、俺、単語苦手なんだ」と思い込みます。
そして、「じゃあ、まあいっか」と、
記憶することをサボるようになります。
すると、なかなか単語は覚えられない状態が続き、
「単語は苦手」→「覚えられない」→「やっぱり苦手」
という悪循環は永遠に続きます。

でも、「やり方によっては覚えられるのかも!」と
期待を持ったとしましょう。
すると、脳がいつもよりやる気を出します。
そうなれば、もう、こっちのもの。
「案外覚えられる」→「楽しい」→「覚える力がアップする」
という好循環が始まって、勉強が楽しくなります。

これを信じるかどうかは、お任せします。
でも、たぶん信じたほうが人生は楽しくなります。^^

ねこ自身、スピーキングに対する苦手意識のせいで、
約12年間、話す英語を封印して、
翻訳業に徹していた時代があったのですが、
仕事上、どうしてもスピーキングが必要になり、
「とにかく練習すれば上達する」と信じて
オーバーラッピングやシャドーイングを続けたところ、
スピーキングだけでなくリスニング力も伸び、
仕事の幅が大きく広がりました。

そんなわけなので、本気で上達したい人は、
ポジティブな言葉を言い続けて、
自分の限界を取っ払っちゃいましょう。^^
「限界」なんてものは、単なる「幻想」です(笑)。