2014年9月17日水曜日

コピーイング

皆さま、こんにちは。ねこです。
引き続き、電子書籍の出版に向けて
いろいろ研究しています。


文字フォントについても勉強して、
表紙のデザインなども考案中です。
こういう作業をしている時は
本当にワクワクするものですね。
毎朝、目を覚ますのが楽しみで仕方がありません。^^


さて、書籍の話はさておき、
最近、新たな英会話練習法に出会ったので
それをご紹介したいと思います。

その練習法とは「コピーイング」!
オーバーラッピング、シャドーイングに並ぶ、
すばらしいメソッドです。

やり方は実にシンプル。
英語の音声を再生し、数秒ごとに止めて、
聞こえた音声をそのままマネするというものです。

いわゆる昔から英語のレッスンで使われてきた
リピート・アフター・ミー的な練習方法ですが、
ポイントは何も見ないで耳だけを頼りにマネること。

これまでも、何となく無意識でやったことは
あった気がしますが、
練習法として意識したのは、初めてです。

これは、シャドーイングが上手にできる上級者でも
実際に試してみると、案外、戸惑います。

ニュースで英会話のホームページの音声を
1文ずつ止めながら、ねこ自身、
どの程度、コピーイングができるか試してみました。

使ったニュースはこちらです:
http://cgi2.nhk.or.jp/e-news/news/index.cgi?ymd=20140916

One treasured Chinese product / is experiencing decreased demand  /- moon cakes. /
Chinese people celebrate the Mid-Autumn Day festival / with these traditional sweets and exchange them as gifts.

赤の斜線のところで音声を止めて、
文字は見ずに、耳だけでマネをしようとしたみたのですが、
いきなり、2語目の"treasured"が
スコーンと頭から抜け、無言になってしまいました。(^^;

そして、最後のwith theseからの文章も、
and exchange themまで聞いたら、
前半がすっぽり頭の中から消え、
口からは、なんの言葉も出てきません。

シャドーイングなら、
それなりについていける文章なのに、
なぜ、リピートができないのでしょう?

それは、きちんと構文や意味を把握して、
短期記憶として脳にインプットする必要が
あるからだと思います。

シャドーイングは、音の洪水状態でも、
聞いた音を聞いたまま口から出せばいいので、
ある意味、知らない単語や構文があっても、
耳のいい人なら、それっぽくマネできてしまいます。

でも、コピーイングでは、
そういうわけにはいかないのです。
これは、ある意味、衝撃でした。

今回、ねこは、初めて聞く文章で、
コピーイングの実験をしましたが、
実際の練習にコピーイングを取り入れる時は、
すでに何度かオーバーラッピングや
シャドーイングをして言い慣れている文章を
使うのがいいかと思います。

そして、コツは、とにかく発音、口調、速さなどを
すべてお手本どおりに完璧にマネること。
録音して、自分の声とお手本を
聞き比べてみてもいいかもしれません。

英語劇でセリフの丸暗記をして、
本当に登場人物になったつもりで
真剣に演じ続けていたら、
ものすごく英語が上達したという話を
聞いたことがあります。
コピーイングは、そのセリフの丸暗記を
細切れでやっている感じに近いかもしれません。

最近、知ったばかりの方法なので、
具体的なやり方や
練習用の英語音声の選び方については、
まだまだ研究の余地がありそうな気がしています。
練習していく中で、いろいろ新たな発見があったら、
ちょこちょこと、ご報告させていただきますね。