2014年4月25日金曜日

日付の表記

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日、翻訳した映画の吹替え収録に
立ち会ってきました。
いやはや、本当に学ぶことだらけです。(^^;
今夏、公開予定なので、
詳細をお伝えできる段階になったら、
情報を掲載しますね。


さて、今日は日付の表記についてのお話です。
まず、日本での日付表記について考えてみましょう。
例えば、今日の日付を書くとしたら、

2014年4月25日
平成26年4月25日
H26.4.25
4/25
2014/04/25

こんなところでしょうか。
「昭和」「平成」などを使うあたりが独特ですよね。
実はそのせいで、日本の免許証は、
海外で年齢の証明に使えないことが多いんです。

それはさておき、一昨日の記事の表記を
見てみましょう。

まずは、アメリカです。

April 23, 2014 -- Updated 1201 GMT (CNN)
Apr 23, 2014 8:31am EDT (Reuters)
9:06 a.m. EDT April 23, 2014 (USA TODAY)
April 23, 2014 6:16 AM (Voice of America)

そして、こちらはイギリス。

23 April 2014 Last updated at 13:02

注目していただきたいのは、年、月、日の順番です。
日本では、年→月→日の順ですよね。
アメリカでは、月→日→年の順に書きます。
イギリスでは、日→月→年の順です。

なので、例えば入国書類などで、
□□ □□ □□という日付が記入欄があった場合、
2014年4月25日と書くとしたら、
アメリカでは、04 25 14
イギリスでは、25 04 14となります。

まあ、大抵、MM-DD-YYなどと書いてあるので、
それに従えば大丈夫でしょう。
*MM=month=月  DD=day=日  YY=year=年

こんな面白い図が見つかりました。
















出典はこちら:
http://www.theguardian.com/news/datablog/2013/dec/16/why-do-americans-write-the-month-before-the-day


黄色が日本と同様の表記をしている国。
水色がイギリスと同じ表記をしている国。
どうやら、アメリカ(アラスカ含む)はちょっと特殊。
カナダやインド、南アフリカ共和国などでは、
いくつかの表記が混在しているようです。

でも、デジタルデータに日付を入れるなら、
日本式の順番のほうが、
ファイル名の昇順、降順で、
古い順、新しい順に並べられるので、
便利な気がするんですよねぇ…。


ちなみに、実際に、声を出して日付を言う時は、
アメリカでは、【エイプリール トゥエンティーフィフス】
イギリスでは、【トゥエンティーフィフス オヴ エイプリール】
という形で、助数詞(ファースト、サード、フィフスなど)を
付けて言います。


ところで、記事の日付欄にあるGMT、EDTなどの
記号が何を表しているかはご存知ですか?
こちらは、タイムゾーンを示しています。

例えばアメリカやカナダの冬時間なら、主にこちらの4つ。
EST (Eastern Standard Time) 東部標準時
CST (Central Standard Time) 中部標準時
MST (Mountain Standard Time) 山岳部標準時
PST (Pacific Standard Time) 太平洋標準時

夏時間(daylight saving time)の表記は、こうなります。
EDT (Eastern Daylight Time) 東部夏時間
CDT (Central Daylight Time) 中部夏時間
MDT (Mountain Daylight Time) 山岳部夏時間
PDT (Pacific Daylight Time) 太平洋夏時間

ヨーロッパはこちら。
WET 西ヨーロッパ時間
WEST 西ヨーロッパ夏時間
CET 中央ヨーロッパ時間
CEST 中央ヨーロッパ夏時間

しかし、イギリスでは、こちらの略号を使います。
GMT (Greenwich mean time) グリニッジ標準時
BST (British Summer Time) 英国夏時間

日本は夏時間を採用していないので、
JST (Japan Standard Time) 日本標準時
のみになります。

さて、日付についてのお話には、
まだ、続きがあるのですが、
すっかり長くなってしまったので、
今日はこのへんで♪


<本日のおまけ>

昨日の収録スタジオは、
映画「タイタニック」の日本語吹替えの収録にも
使われたのだとか。^^