2014年4月14日月曜日

TOEICと精神力

皆さま、こんにちは。ねこです。
昨日、TOEICを受けてきました。

今回は2月ごろから本腰を入れて、まずは
新TOEICテストBEYOND990超上級問題+プロの極意」で
ハイスコア獲得がどういうものなのかを学びました。

そして、耳から英語を入れる時間を格段に増やし、
また、速読が重要だということも感じたので、
日本語と英語、両方で速読のトレーニングも
取り入れました。

TOEICテスト新公式問題集〈Vol.5〉」のリスニングCDを
常にシャドーイングしまくり…という方法も取り入れ、
とにかくウォーキングをしながら、
リスニング音声を真似しまくりました。

そこまではよかったのですが、試験の数日前に、
翻訳の仕事で大きなスケジュール変更が出てしまい、
本番同様に時間を計って2時間の模試を何セットか解く
という最終調整ができませんでした。(>_<)

でも、その想定外の展開も含め、
TOEICには精神力がすごく重要だということを
あらためて実感したところです。

今回の試験会場では、いろいろと
これまでにないことが起きました。
最初にリスニングの音声チェックがありますよね。
あれって、単なる形式的なもので、
レストランでワインボトルを開けた時に、
形式的に代表者が味見をするのと同じようなものだと
思っていたのですが、
今回は音声を聞いて、それにクレームをつけ、
席を移動する人が何人もいたのです。

そういうのを見ていると、
自分はこの場所でいいのかな?
もっと前のほうが聞きやすいかしら?
と、ちょっとだけ心がザワザワしてしまいます。
(まあ、移動はしませんでしたが)

そして、なんだかんだで、
音声チェックが3回もありました。
以前、よく受験してたころよりも、
会場内が殺気立ってるなぁ…という感じです。

何はともあれ、13:00になり、試験が始まりました。
すると、リスニングが始まってすぐ、
通路を挟んで隣の人が、
いきなりすごい勢いで
Part 5の問題を解いているではないですか!
(問題冊子のパラパラという音と視界に入る手の動きで、
その程度のことは察知できてしまいます)

う~~~~、それ、違反だから!と、
妙に腹が立ってしまい、ヘンにイライラ。
でも、他人のことなど構っている場合ではありません。
集中、集中!

すると、Part 2の途中で、咳をしまくる人が…。(--#
う~~~~、ギリギリ聞き取れるけど、
でも、迷惑だし~!と思って、またイライラしていると…
はっ! しまった!
回答に迷う問題が出てきてしまいました。

AかCか…。どっちだ、どっちだ?
最初の文章を頭で反芻し、
AかCかを迷い続けます。

これは、絶対にTOEICではやってはいけないパターンです。
なぜいけないか。
それはずばり、次の問題を聞き逃してしまうから。

そんなわけで、案の定、
1問、聞きそびれてしまいました。(--;

ああ、これで数か月の努力が水の泡…。
そう思って、モチベーションがガクンと
下がってしまったのですが、
そうだ! TOEICは単なる点数じゃなくて、
標準偏差でスコアを出してるから、
リスニングで1~2問間違っても、
満点が取れることはあるんだと思い出し、
どうにか気分を切り替えました。

そして、リスニングが終わり、
リーディングパートへ。
自分自身の時間の見積もりとしては、
14:00になる数分前までにはPart 5を終わらせ、
14:05までには、Part 6を終え、
そして、シングルパッセージに20~25分、
ダブルパッセージに丸々30分を残す
という計算でしたが、
いやはや、ずるずるずる…と時間がズレこんでいきます。
やっぱり練習のようにはいきません。

練習の時は、間違ってもいいから、
とりあえず次に進もうという気持ちが働きますが、
本番だと、「絶対に間違えたくない」
という気持ちが邪魔をして、
1問1問に時間をかけすぎてしまうのです。
「答えはこれだ!」と、ほぼ確信しているにもかかわらず、
つい、ざっと本文の該当箇所を読み直してみたり、
他の選択肢を確認し直してみたり…。

その上、途中で、問題冊子をめくるときに、
受験票を落とし、時計も落としてしまいました。
教室の壁に時計があったので、
試験が終わるまでそのままにしておいても
よかったのですが、
なんだか手元に時計がないことが不安で、
思わず挙手をして、試験官に拾ってもらいました。
そこでも若干のタイムロス…。

まあ、どうにかラストスパートをかけ、
残り時間で、ざっと見直しもできたのですが、
(見直したい問題だけ、マークシートを
少し欠けた形で塗っておくのです)
それにしても、本当にぐったり疲れました…。

今回の教訓。
とにかく、目の前の問題に集中すること!

周囲の環境に心を乱したり、
終わった問題を考え続けたりしても、
何の得にもならないのです。
ふぅ…。

それと、「何としても満点を」という気持ちは、
足かせになることもありそうですね。
「まあ、何度も受験して、
そのうち、満点が取れればいいっしょ」
という大らかな気持ちでいたほうが、
気持ちよく力を発揮できるように思います。

たぶん、TOEICに限らず、すべてにおいて、
「のらりくらりとしなやかに」というのが、
物事をうまくやる秘訣かもしれません。

先日、1つ歳をとりました。
この1年の目標は、精神力を鍛えること。
想定外の出来事にも動揺しない。
細かいことにいちいちイライラしない。
しなやかに、しなやかに。

TOEICで悩んでいる大好きな仲間たちへ。
こんなねこですが、これからも一緒に
のらりくらりとしなやかにやっていきましょう♪