2011年2月13日日曜日

アンテナの話

先日、こんなことを聞かれました。
「ブログのネタを考えるのって大変じゃないですか?」
これは即答で「ノー」です。
むしろ、これから書く予定のネタのリストが長くなりすぎて
困っているくらいです。(^^ゞ

なぜ、そうなるのでしょうか?
答えは簡単。
常に言葉アンテナを張っているからです。


例えば、この間の土曜日のこと。
英会話教室のロビーで生徒さんの話し声が聞こえてきました。

「"supermarket" よりもっと大きい店のことを
"hypermarket" って言うんだって。
冗談かと思ったけど、ちゃんとウィキにも載ってて…」

おおっ、なんだか面白そうな話題じゃないですか!
ねこの言葉アンテナが激しく反応します。
そして、話に混ぜてもらい、しっかりと情報収集。^^

そして接頭辞としての"super-" と "hyper-" の違いが気になったねこは、
さらに自宅でも情報収集。

まずはリーダーズ英和辞典。
(※一部抜粋です)

"super-"
-pref [形容詞・名詞・動詞に付けて」「(以)上」「(すぐ)上」
「付加」「過度」「極度」「超過」「超…」

"hyper-"
-pref 「向こうの」「超越、超過」「過度に」「非常な」
「三次元を超えた(空間の)」の意味。

Cambridge Dictionaries Online のほうでは…

"super-"
larger, or more effective, or more powerful, or more successful than usual; very or more than usually
a supercomputer
a supermodel
the super-rich
superfine stockings


"hyper-"
having too much of the stated quality
hyperactive
hypercritical
hypersensitive

こうやって比べてみると、
"super-" のほうは「すごいぞっ!」という感じで、
"hyper-" のほうは「ちょっとすごすぎるんだけど…」
という感じでしょうか。

ただし、この2つの接頭辞、もともとの語源が違います。
"super-" はラテン語、"hyper-" は古代ギリシャ語で、
どちらも英語で言う "over" のニュアンスに近いものを
意味していたといわれています。
それがいつの間にか、同じ言語の中で使われるようになり、
次第に意味に差異が出てきたということなのでしょう。


…と、こんな感じで、ちょっとしたきっかけから
気づけばいくつも辞書を引き、いくつものサイトを渡り歩き、
今日もこうして1つのネタが完成するというわけです。(^^ゞ

このブログを始めたことで、友人や生徒さんから
「今度はこの単語を扱ってほしい」などという
リクエストもいただくようにもなりました♪

アンテナを張ること、そして、
“自分はこれが好きなんだ”とアピールすることで、
情報というものはどんどん入ってくるものなんですね。

ちなみに、言葉アンテナの他には、
ジャズアンテナ、写真アンテナ、猫アンテナなども
張りめぐらしております。
ガーデニングアンテナ、花アンテナ、
料理アンテナ、旅アンテナなども少々。^^

皆さんは、どんなアンテナを張っていますか?
これまで英語アンテナが圏外になってた人は、
ぜひ、このブログでバリ3に(笑)