2015年2月3日火曜日

NYの交通機関

ねこです。アムトラック(電車)の中です。
以前、ニューヨークの地下鉄の
乗り方などを書きましたが、
今日は地下鉄とバスについて、
もう少し書きたいと思います。

ニューヨークの地下鉄とローカルバスは、
MTAという1つの会社が経営しているので、
2時間以内なら、バスから地下鉄へ、
地下鉄からバスへ、あるいはバスからバスへ
追加料金を払わずに乗り換えできます。

バスは慣れないと使いにくい
という印象がありますが、
ニューヨークは碁盤の目のように
区画整理されていて、
現在位置がわかりやすいので、
バスマップで事前にルートを
きちんとチェックしておけば、
それほど難しくはありません。

ただし、ちょっと特殊なバスもあります。
Select Bus Service (SBS) というバスです。
http://web.mta.info/mta/planning/sbs/index.html
このバスに乗る時は、
バス停にある券売機にメトロカードか
現金を入れて事前に料金を払います。


そして、レシートを持って乗車。
乗る際に、レシートを見せる必要はありませんが、
極まれに検札の人が乗ってくることがあり、
その時に、レシートを持っていないと
罰金を取られるようです。

ニューヨークのバスのすごいところは、
(日本でもそうかもしれませんが)
車イスの人でも利用できるように、
ドアのところに、リフトのようなものがあること。

ただし、老人の多いエリアでは、
バス停に止まるたびに、
このリフトの上げ下げをして、
車イスや歩行器の老人が
乗ったり降りたりするので、
急いでる時は地下鉄を利用したほうが
いいでしょう(笑)。

さて、次に地下鉄についてです。
「ニューヨークの地下鉄は
信用できない」という話を聞きますが、
実際のところは、どうなんでしょうか。

平日のラッシュアワーに限って言えば、
地下鉄は、比較的ちゃんと走っています。
いつも大学に8:45ぐらいに
到着するように通っていたのですが、
乗り換えなども、とてもスムーズで、
ホームに着くと、1~2分で必ず電車が来ました。

路線によっては、ホームに
こんな発車案内が出ます。


1番上の行を見てください。
左向きの矢印は、「このホーム」という意味。
UPTは「アップタウン方面」
LCLは「ローカル(各駅停車)」
そして、行き先の表示があって、
2minは「あと2分」という意味です。

次に2行目を見てみましょう。
下向きの矢印は、「下のホーム」という意味。
UPTは「アップタウン方面」
EXPは「エクスプレス(急行)」という感じです。

ただし、5minって出ているからと
油断して、ハンバーガーをかじったら、
急に表示が0minに変わって、
いきなりホームに電車が
入ってくることもあるので気をつけましょう(笑)

いろいろ厄介なことになるのは、
深夜と週末です。
線路のメンテナンスなどをやるようで、
通常とは違うことがたくさん発生します。
こちらの貼り紙をご覧ください。


6番という電車は、各駅停車なのですが、
「週末はアップタウン方面の6番は走らないので、
4番か5番(通常は急行)に乗ってください」
ということが書いてあります。

これを見ないまま、
構内アナウンスも聞かないまま、
各駅停車の6番を待っていると、
いつまでたっても電車が来ない
という事態に陥ります(汗)。

さて、新型車両には、
停車駅の表示などが出ます。
これは、E列車の中。
次は「50 Street」と出ています。


こちらも同じくE列車の中です。
なかなか立派な停車案内ですね。


ただし、週末などで変更がある場合でも、
こういった電光掲示は、
自動で出てしまうことがあるようです。
車内アナウンスの
「次は○○駅」というのも、
自動で流れてしまうことが…。
なので、週末は電光掲示や
自動アナウンスは信用せず、
実際の人の声だけを信じたほうがよさそうです。

ちなみに、移動の際は、
一応、Googleマップを利用し、
乗り換え案内をほどほどに
参照しています。


「ほどほどに」と書いたのは、
やはり、日本よりは、
電車の遅れに遭遇する確率が高いからです。

でも、笑えるのは、通勤時間帯などだと
「この電車は遅れているので
次の○○駅には、やっぱり止まりません」
などという変更があること。
ありえないっ!(笑)

まあ、地下鉄は地下鉄なりに、
一生懸命、駅をすっ飛ばしたり、
貼り紙やアナウンスをしたりして、
頑張っているんだなという印象です。

ニューヨークに限らず
日本にいても言えることですが、
結局のところ、ゆとりを持って暮らすことが
大切なのかもしれませんね。

心にゆとりがあれば、
電車が遅れてもイライラすることもなく
「あら、今日はいっぱい本が読める」
などと大らかな気持ちで
過ごすことができるからです。

さて、止まっていたアムトラックは、
先ほど、無事、動き出しました。
あと20分ほどで、ユーティカに到着です。